言語系、言語教育系ばかり読んでいて、
頭が固まっちゃうんじゃないかと思い
読んだのがこれ。
『共感の時代』(紀伊国屋書店)
著:フランス・ドゥ・ヴァール
この人はサルの研究者ですが、
心理学的なことと社会学的なことを中心に研究しています。
サルって結構色な種があるんですね。
で、人間だけに見られることと思われてきたものが、
そのようなサルたちにもキョウツウして見られるというもの。
階級社会なんか、ちゃんと、否、人以上に厳格に存在するそうです。
インドのカーストの根深いことがわかります。
この人の言いたいのは女性的な共感という感覚がこれからの
人間社会には必要だということですが、もし実現してもどうもそこには
嫉妬うずまく、「大奥」の世界があるだけのような気がします。