ホームラン風を求めて

 私は高校に入って部活動で、「野球部」の選択はナシとしました。

当時。男は野球。それ以外はそのものソレイガイでした。で・・・・時が過ぎ・・



 で、数年前、あることがきっかけで野球をすることになったんです。いわゆる草野球というやつですネ。

 99%が高校野球をやってきた人たちの中で、チームもエンコン(すいません、漢字にするとどうもイメージと合わないので)でつながってます。

 ワタクシ、も中学校のエンコンのチームに入れてもらったわけです。でも、数十年していなかった野球です。

数十万円の費用をかけて必要なモノをそろえました。

 バッティングセンター、通いましたよ、当然。でも、あのときの感覚が来そうで来ない。また百円投入、来そうで来ない、・・投入投入トウ・・です。ある程度、型が決まってコレカとすると、最初の方はいいのですが、すぐにズレル。 
 
 小さいころ、よくオヤジにバッティングセンターに連れて行ってもらったものです。で、近くで打っていたおやじが言ったもんです。小学生なの。この子?っそして、中学生なの、この子? そう言われるたびにオヤジは中途半端なエミで「マダマダヤケド」と言っていました。

 そのころ、私はバッティングに関しては、ソレナリの自信がありました。

 PTAに不人気の監督(「社会科」の先生)に認めてもらっているという自負心もありました。でもですね、それが、その監督は私を褒めるでもなく、ただ単純に、お前は高校に入って・・、うーん、3年になったら、3番か4番を打つ、でー、○○はなあ・・で、○○は~~~というコトバあるわけです。

 監督はべつに私を褒めてなくてもコッチがかってに想像をを膨らますわけです。

  頭の中は「長嶋」「王」があり、雪の降りしきる中、寒さをこらえ素振りをし…、

 「ホームランを打った瞬間。 そして ベース間を走っている瞬間を想像しながら」体が熱くなっていくのを感じました。

 でもて、王さんが言いました。「ホームランの時、一塁から二塁に走るときに風を感じたと。それをホームラン風というそうだねー」

 でもって、・・・今、まったく違う仕事なのですが、そのホームラン風を求めているのです。

 ホームラン風・ホームラン風。この心地の良い風を感じる。

 それから、そこから、いまから