ワーキング・メモリ(WM)って知ってますよね。
一時期、短期記憶と長期記憶に分けていたんですが、
でもそれじゃあ、処理(理解過程)はどうなるのってことで
上の2つじゃあ静的過ぎるんじゃない、って意見が出ました。
そこでWMの概念が登場。このWMで「処理」「保持」の
2つをやっているというのです。容量が決まっている中で
この2つをやらなければならない。片方を多く使えば
片方の仕事の量が減るという具合です。
で、質問!優れている人というのはどっちの働きが優れているのか?
ま、まだわかってないことなんですが、処理効率の高い人の方が
優れているのかなあって言うのがわたくしの意見です。
処理の中には関係のないものを抑制することも入っているからです。
つまり、今いらない物を即座に判断して捨てて、必要な情報が処理できるからです。
思い当たること1つ。あまり優秀じゃない学生を指名し、質問に答えさせると、
必要のない、周りの学生の目、間違った場合の恥ずかしさ等の
教室環境の夾雑物(きょうざつぶつ)が答えの検索を邪魔しているような
場合がありますね。そんなもの入れなきゃ答えられるのに、と思うわけです。
まあ、勝手に注意に入ってくるのだから仕方がないのだけれども、
それがその人の力にも関係するということは事実ですね。