ハコだけではダメ

ここカンボジアでは教育はソデにされているようです。

日本人学生がお金を募りカンボジアに学校を作ったという映画がありました。
まあ、そこまでの努力があって映画になったと思いますが、実はもっと先のことも
考えないといけないのは、中国やバングラの田舎に学校を作ることにもいえます。

ハコをつくって満足できるのは日本がそれだけでも十分だからで、その国や地方の
財政からは次の段階が考えられていないのが実情です。

カンボジアの教師になるには高校卒業以上の人は試験を受けて合格すれば なれます。
そして、非常に給料が低く、それだけでは生活していくことができません。

それで彼らはどうするか…、学生に試験を売っているのです。その試験ができないと進級できません。
それだけではなく、答えもまた売っているのです。学生は試験と答えを買って進級します。

それだけではなく、塾もしています。その塾の学生には自分のクラスの学生もいます。
通常のクラスの授業は適当にやって、塾で普通の教科を教えます。

日本では考えられないことがここでは問題ないと考えられています。
ハコを作れば大丈夫と考えるのは間違いだといっているのはこういう実情があるからです。