ある子供が「大人になったら、何になりたい」という先生の質問に答えた。
「大統領になりたい!」
「日本では大統領になれないよ。この間の授業で習ったろ!忘れたのか」と先生。
それでいいのだろうか。現今では内閣制で、そのトップが内閣総理大臣だが、この制度が永遠に続くと誰が保証できるのだろうか。
大統領制に移行することはないと断言できるのだろうか。
教師という立場から学生の誤りを訂正するということだけに意識が払われ、大統領制の可能性という思考が完全に抜け落ちている。
固定された思考は動きがスムーズだが、発展がない。
AはBだ、CはDだ、だけが教育ではない。それだったら、学校に行く必要がない。一家庭にひとつずつパソコンを置いて学習させたほうがよっぽど効率がいい。
教育の改革はこどもを変えるのではなく、大人の思考を変えなければならない。
それには内閣総理大臣では無理で、大統領が必要となろう。