昨日夢を見た。
幽霊を助けた夢だ。幽霊は友人にテニスラケットを返さずに死んだため、あの世に行けなかった。
幽霊である彼は幽霊のため友人には会えず毎日フラストレーションがたまって、他の人間に悪さをするようになった。
ボクは(なぜか)その幽霊の実情を知っていてあの世に行けるように彼の友人にテニスラケットを返してあげることを約束した。
彼はお礼に僕の将来について話してくれた。
今の仕事である日本語教師を早いとこ辞めた方が身のためだ。クギ師になるから と言い残してあの世に行ってしまった。
ボクは彼の遺言(既に死んでいるのにこのコトバは使えるか?)であるテニスラケットの返却のことで頭がいっぱいで「クギ師」のことは気に留めなかった。
クギ師?なんでクギ師?
正夢なのだろうか。いまさら仕事を変えるのは億劫だし…。しかし彼は
「身のため」といっていた。このまま日本語教師を続けると悪いことでもあるのだろうか。
もしかして、これには裏のメッセージが込められているのだろうか。ボクは基本的にギャンブルが好きではなく、当然タバコの臭いの充満したパチンコ屋は、近くにトイレがない限り(用足し以外)入りたくない。
裏の意味とは「苦(く)偽(ぎ)死(し)」なのかもしれない。「苦しく偽って死んでいく」ということか。または「狗(く)蟻(ぎ)志(し)」か。「犬やアリのこころざしを持て」ということか(なんのこっちゃ)。
フロイト曰く「夢とはヒトの願望の現れである」という。「夢」すなわちイメ(寝目)の転。睡眠時の現実。起きていても寝ていてもヒトは現実からは逃げ出せないのである。
で、「クギ師」の意味は?幽霊はもうあの世に行ったのでわからずじまいのこころだー(またもや小沢昭一)。