オーナーが変わるとだね、味が落ちるのだよ。田村君!

  
 前回のおさらい。

「味低下断定理論」…レストラン等におけるオーナー変更による巷に流布する一現象についての理論 

  疑材変更説
  響軆抄醗?鮓枩

 この兇ら入ります。新オーナーはなぜ看板を変えなかったか、が問題の争点になります。つまり店名を変えなかったのは、それなりの顧客がついていたからだと思われます。客がついてくるのはいくつかの理由がありますが、やはりなんといっても顧客の主観的味覚にその店があっていたことがCS(顧客満足)につながっているといえましょう。 

 それを、しっている新オーナーはどうして従業員(特に料理人)を変更するでしょうか。もし一新するなら看板(店名)を変えたほうがより効果的です。

 という以上の考察で、従業員を変えるのなら店名を変え、店名を変えないのなら従業員を残したほうが経済的、効率的であることを述べました。 

 しからば、次の仮説。

 型轡ーナー悪人説  

 たとえば、水戸黄門に出てくる「越後屋」は悪者です。そして代官も、特に「様」がつくと悪人に決まっています。 

 それと同等に新オーナーは悪人であると、ヒヨコのように簡単に刷り込みされてしまう一般市民の悪代官に対するひそかな抵抗がこの仮説を作り上げているのではないのかというのがこの仮説です。

 自分で店を開いたでもなく、のうのうとお金をちらつかせ、その店を買収。江戸時代には校門様はいない。「そうだ、このオイラが裁いてやる!!」と、一般市民Aさん(36)は言うわけです。

 かなりイイセンいっているんですけど、これもよくよく考えると、妥当性を欠いていることが、この跡の「井村くん」でハッキリし、最後の仮説にめぐり合うのです。

  _お後がよろしいようで_