旅恥2

 
 インドネシアといえばバリ島である。海はそこそこ綺麗だし、食べ物は日本人に合い辛くもなく酸っぱくもない。それになんといってもエキゾチックである。まあ、物価は高い(日本で有名なリゾートは往々にしてその国で一番物価が高い)が。

 しかし気をつけていただきたい。バリにいる若者(男性)のほとんどがバリ出身ではないことを。彼らは国内であぶれ、バリで一攫千金を狙っていると考えたほうが良い。だが,バリに来てもそう簡単にお金は手に入らない。手っ取り早いのが日本人女性旅行客である。一度手に入れるとお金が湯水のようにあふれてくる(現地のおじさんの発言)。

 これを読む女性は思うだろう。そんなわけないわ。私は大丈夫と。そこなのです。それが危ないのです。逆に現地または白人の男と遊びにバリに行く女性のほうがしっかりしていると考えたほうが良い。

  な~ぜ~~

 説明しよう。五日間の滞在とする。初日、二日は異常とも思えるほどガードが堅い。周りの現地のひとがみんな犯罪者に見える。三日目そんな態度がおかしいことが自分でも分かるようになる。少し心を開く。四日目、あと一日しかないことに焦りを覚え、急に(本当に急に)現地の人と交流を持とうとする。昼間に会った少しシャイな若者と食事することになる。当然旅行仲間同伴である。その場の支払いは現地の男性が持つ。この時点であなたは「袋のミッキー」となる。

 あとはお決まりのコースとなる。帰り際にお土産を渡す。また来る約束をする。また来ようと決心をする。また行く(遊びに行くのではなく「会いに」行く)。目的はひとつ。お金をたくさん持っていく。結婚する。彼は日本国籍を持つ。離婚する。

 悪いことばかり書いたがこれだけは言いたい。真実である。どこの国に行っても言われることは日本人女性は世界で一番であると。是非いろいろな国に行ってもらいたい。あなたは世界の男性をしあわせにできるのだから。 

 前回の続きを書くのを忘れていた。次回のお楽しみ