補助動詞の授受表現は日本語学習者には本当に難しいようだ。
①ニンジンを食べてあげる。
②ニンジンを食べてもらう。
無標で①は話者、②は非話者です。が、学習者は
②も話者だと考えてしまいます。「もらう」が引っかかるんですね。
形式イメージでは③として捉えてしまうのです。
③食べ物をもらう。
まあ、簡単な処置として、
④~てもらう
ⅰ「てもらう」の前の動詞は話し手の行為ではない。
ⅱ通常ニ格の人がⅰの行為者。(直接他動詞の場合はヲ格の人)
ⅲオプション…「~てほしい」≒(てもらいたい)もⅰ、ⅱが利用可能。
上の3つをおさえておけばいいでしょう。