クラスを分けるとき

当然ですが、学習者にはいろいろな人がいます。
タイプに分けて教え方を探ろうとしている研究者もいます。
 
一番簡単な分け方は「できる・できない」でしょう。
成績を見て上位と中位と下位に分けてクラス編成も
それにあわせることも可能です。
 
しかしながら、その分けかたに反対する教師もいます。
雑多な人がいてこそクラスのダイナミクスがあるという人もいますし、
下位のクラスに入れられた学習者は自分を低く見てしまい、動機が
低くなるからという人もいます。
 
分けたほうがいいという教師はできる学習といると逆にできない学習者が
劣等感を持つからと言いますし、高いレベルの学習者がいないと、
できない学習者の発言が多くなるということもあるようです。
 
「できる・できない」に分けたほうがいいのかどうかは、
各学校の目標と各学習者の性格に
深く関係するのでどちらがいいとはいえません。
 
どちらにしろ学習者に今のクラスにした理由を説明し、納得してもらうことが
重要なことは変わりありません。