地獄に行った人

 ある本で読んだんですけど、

 天国には食べきれないほどの食べ物があるのは
 
道理ですが、地獄にもまた同じぐらいの食べ物があるそうです。

 
 
 どちらの世界もに食べ物は1メートル先にあって、手前に長い箸があるそうです。
お腹がすいたらその箸で食べ物をつまむんですが、箸が長すぎて、口に運ぶ
ことができないのだそうです。

 天国のほうでは箸でつまんで、それを自分が食べるのではなく、他の人に
あげ、相手の人が自分に食べさせてくれると、つまり、相互互助の精神が
あるため存分に食べることができるということです。

 地獄のほうでは自分の利益しか考えていないので、目の前においしい食べ物が
合っても食べることができないということです。

 

 でも、地獄に行った人たちです。海千山千の人たちです。そんなことはないのではないでしょうか。
うまいことだましてたらふく食うことぐらい朝飯前のような気がします。結局そうやって
食べることができる人、だまされる人に分かれるのではないかと思います。
だって、地獄には自由も平等もないわけですから。