日本語教育の行方

 終戦になって日本語教育が復活し、ジョーデンの教授法が良いというので、中途半端にオーディオリンガル((OL)が受け入れられました。本当に良いのか否かがわからずして、良くない!害があるという外国書物の批判とともにいっせいに悪者になっていしまいました。

 日本語教育の中で、本当にOLが意味のないものだと実感している人はいたのでしょうか。2年ぐらい前に『英語教育』をさっと読んでいたらオーディオリンガルの大切さを力説した記事がありました。やはり、英語教育は確固たるものをもっているなあと思いました。

 オーディオラーニングが破棄された後がまはコミュニカティブ・アプローチ(CA)です。中途半端に受け入れられ、言語産出が曖昧になる可能性があるとかで、切り捨てられようとしています。

 そしてピアラーニングです。教師がダメなら学習者を使おうというコンセプトです。これも日本語教育の表面をかすめてどこかへ行ってしまうでしょう。

 またフォーカス・オン・フォームなどのナチュラル・アプローチ系の教授法もあるようですが、どうもよくわからず、日本では紹介はされていたものの話題にもならなかったようです(これから盛り上がる??)。

 まあ、一番はそれぞれの教授法の「いいとこ取り」が一番ですが、それって結局今まで日本語教師がやってきたことではないでしょうか。

 PS.最近、やっぱり暗記って大切なんじゃないかって思っています。