やっぱり漢字廃止しちゃいましょう

 かつて(人によっては「かって」と言うことも)漢字を知っていることはインテリジェンスの表れであった。

 この字を漢字で書いてない!!それをわかることは自分の優秀性を自覚できる一つの方法として利用されてきた。  
 
 しかしながら、ワープロ、パソコンの普及とともに漢字を知らなくても変換が簡単にできるようになった、選べばよいと。

 大変なのは日本語教師。どうでもよい漢字の使い分けをいちいち識別しなければならない。日本語学習者は漢字を使えばとりあえずOKという観念、髄念・想念を叩き込まれており当然のように漢字第一主義・漢字様上座へ、漢字教の修行者にさせられる。その四国遍路もむなしく…

 漢字検定1級をとった。すごいですね、あなた。と言われるより英検1級のほうがすばらしがられる(この言い方OK?)昨今。漢字の人気も落ちている。 

 じゃあ、漢字、なくしちゃいましょ派とうむむ漢字がなければ日本の将来はないと思え派の両派が台頭する。で、一般人は真ん中。という構図ができる。ちなみに日本語教師はといえば…漢字至上主義。

 漢字がなかったら日本の思考力が落ちる!!漢字があったからん日本は第二次大戦から復興できた!!一般的にもっと簡単に「漢字がなかったら読みにくーーーーーーい」という、声・声。 

 最後のだけ納得がいくけど、前2つは、韓国(今の若者のネ)、ベトナムがそれをしたのだから日本にできないことないでしょう。

 それでも漢字は右脳を刺激するから脳の時代にふさわしい完成品だ!!というインテリがチラフォラ。

 そして危険分子、大小説家、右翼じゃないけど日本守りたい連合が、自由をもとに漢字からの束縛を強要させ続けます。

 日本語教師として書けるのはここまです。漢字を教えたくないからだろ、木村君!!といわれます。そうです。非漢字圏の日本語学者(非漢字マニア)はなぜ?漢字?! という疑問を発し続けています。そして、誰も回答を言っていません。私はそれを答える立場にはありませんから、と。

 で、非漢字圏の学習者に納得がいく意見を言えますか。

(※この文は目的語はなるべく「ヲ」を使うようにしています。)