宇宙はどのくらい広いのですか?

子ども:宇宙って広いんですか?
博士:君はどう思うのかね、ユウジ君?
子ども:とてつもなく大きいと思います。
博士:どうしてそう思うの?
子ども:だって空の上が全部ぜんーぶ宇宙でしょ。
博士:どうしてそう思うのかい?
子ども:そう教わったよ。
博士:宇宙は実はとてもとても小さいって考えたことある?
子ども:ない。
博士:映画やマンガで見る宇宙はおおよそ感覚的なものでしかないってことは?
子ども:難しいや
博士:いやー。すまん。すまん。
   でもね、宇宙は立体的に考えちゃいけないんだよ。
子ども:意見が飛躍してませんか?
博士:そういうなら君は宇宙を見たことがあるのかい?
子ども:なんか、こないだ神様集合地域に行ったムラサメだかムリカメだかの
    小説作家のいう自分の目で見ないと何事も語っちゃいけないの?

博士:いやいや。抽象的に言っているのではなくて…
   概念がその意味よりしっかりしてるし、それはそれでいいのだが、
   宇宙には空気がないとか、生物がいるとかのレベルは終わったということなんだよ。
葉加瀬太郎:だから、音楽は有効な手段なんだね。
博士:あんた誰?
子ども:あー、わかったよ。この人が宇宙なんだね。