出動スイッチ・オン#

「田中くんの実感3」の巻き
 
「あれ?  ~改行
 あれどうも。昨日の授業はどもねえーあれだよねえ~」(ちょっと渋谷
 のネオンを見上げる)
 
「え?」
 
「昨日の」
 
「え?」女の子二人、顔を見合わせる。
 
「っほ、書道の授業出てたよね」
 
再度女の子(たち)顔を見合わせる。納得いくかいかないか。
 
  ちょっと二人で笑う。
 
で、ここで田中くんが登場。
 
「ああ、どうも田中です。こいつイトー」
 
テク1:先制一手はじめに名前を名のるべし。
 
 解説:ここで団体名を名のるとシカトなのですが、名前を名のると人の
    認識は、えっと… ギターの開放弦。そうギターの開放弦と同じ
    で、あまりにも大雑把過ぎて意味が見出せず、意味があるものだ
    けど、意味がわからない自分もいるけれど、それに連れの顔も同
    じものと認識されたけれど、意味があるのだと解釈。つまりこの
    人たち悪い人じゃない。(じっちゃんに誓って)となるのであ
    る、認知心理学博士小尾帯汰 考察。
 
続く~