『雑談の正体』を読んで

 またまた清水崇文氏の著書です。

これもたまたまです。本を買う時は、タイトルとサマリーで決めてしまうので、

意図して選んでいるわけではありませんが…

研究系を中心としたものから、巷では「雑談」系のマニュアル本が幾多と

あるそうで、それも加えて解説しています。

 後半は日本語学習者が日本語母語話者のコミュニティーに入っていくための

雑談の方法が書いてあります。確かに、友達というのは情報交換以上に

ラポートをはかること(大したことのない会話を続けていく言語力)の方が

多いように思われます。大学生がよく言う「ああ、疲れた」も言う必要もない

けど、聞き手に自分の存在を認識してもらえます。そして、次に来る相手の言葉を

待っているふしがありますね。そういうのって学習者にはむずかしいでしょうね。