無気質な助詞。どうやってそのものの存在をアピールするかは
私が編み出した「物語教授法」(沢山考えようと思ったが、飽きたからやめた)が最適でしょう。
例えば、A この教室には学生が大勢います。
B この教室は学生が多いです。
B‘*この教室には学生が多いです。
(並列文ではOK??)
どうしてBに「所のニ」が入らないのか。
答:それはですね、「に」さんは動詞と友だちですが、形容詞とは
仲がよくないんです。下のCはダメですね。仲が悪いんですね。
C 3時に暑いです。
では、どうするか。「に」さんは友だちの動詞「なる」君を呼んできます。
C 3時に暑い ←なります
「なる」君はとても強く、強烈なパンチで形容詞を痛めつけました。それで、
「暑い」の「い」の字がパンチの力で曲がってしまい、「く~~~~~!」と言って
「暑く」になりましたとさ。
でも、Bの文では動詞を呼ぶことができず、「に」は逃げさるのであった。
学生1:ああ、だからBには「に」がないんですね。
となります。
学生2:先生!「東京は横浜に近いです」は形容詞ですが、「に」が使えます。
T:うん。そうですね。それはですね。<キンコンカンコーン>あ、時間ですね。
それは次回に。