使役形は初級後半に教えることが多いですね。
ついでに使役受身形も一緒に提示するテキストが多いですね。
1つの行為を視点を変えて見た言い方なので合点がいきます。
①父親は子供に使いに行かせる。
②子供は父親に使いに行かせられる。
最近、使役ができるかどうかを言う言い方も必要なのではないかと
思っています。使役可能形です。
③赤ちゃんは嫌いな薬を飲ませられる。(使役受身形)
④この母は赤ちゃんが嫌いな薬を飲ませられる。(使役可能形)
どちらも「ノマセラレル」ですが、意味が違いますね。中級あたりに
同時に提示し、意味を確認するのもいいでしょう。
それから、だいぶ前に書いたことのある「受身使役形」も面白いですね。
⑤この村では毎年大蛇にいけにえを贈っている。今年は平助の娘が食べられさせる予定だ。
文法的な見方からは非文とされますが、意味が分かりますね。
また。「受身可能形」はどうでしょうか。
⑥想いの彼にキスされられるかなあ。
これはちょっときついかなあ。「~てもらう」が使えますからねえ。
⑦想いの彼にキスしてもらえるかなあ。
まあ、なんやかんやとかんがえるのは楽しいです。