助詞上げ

日本語教育で初級文法の要は助詞と思われているようです。
「は」「に」「で」「に」「が」「へ」などが初級に出てきます。

それで教師は助詞に焦点を置くため、どうしても
文章の中の助詞を無意識に高くして発話しがちです。

そのようなことで、通常の会話も助詞をあげて話してしまい、
学習者がそれをインプットとして受け取ってしまうことが多いのです。

学習者はいったん助詞上げ(助詞上がり?)の癖がつくとなかなか直りません。

それを防ぐには教師が気をつけて発話すれば言いわけですが、
これもまた癖がついてしまっているので(直す気もないので)、
いつものとおり助詞上げで話してしまいます。

シャドーイングで何とか直る学習者もいますが、
1年間やっても直らなかった学習者もいました。

まずは教師から…といっても中級になれば直るだろうと
思う教師が多いことでしょう。多分。